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三菱自の前期連結営業利益は2.9倍、海外販売が好調

 4月27日、三菱自動車工業は、11年3月期の連結営業利益が前期比2.9倍の402億円になったと発表した。都内の同社本社で2004年7月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 27日 ロイター] 三菱自動車工業7211.Tは27日、2011年3月期の連結営業利益が前期比2.9倍の402億円になったと発表した。中国や東南アジア、ロシアなど新興国での販売が好調に推移。為替のマイナス影響が343億円、震災の影響で27億円程度の機会損失があったが、販売台数の増加などで吸収した。

 トムソン・ロイター・エスティメーツによると、東日本大震災発生後に予想を修正した主要アナリスト5人の予測平均値は371億円で、実績はこれを上回った。 

 12年3月期については予想の公表を見送った。震災で被災したサプライヤーの復旧状況が不透明で、合理的な算定を行うことが困難としている。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト4人の今期連結営業利益の予測平均値は123億円。 

 国内工場に直接の震災被害はなかったものの、4月前半は部品調達面で制約され、稼働と停止を繰り返した。4月18日以降、継続して生産しているが、4月の生産実績は当初計画に比べて約60%程度にとどまる見通し。11年度上期の国内生産は、計画に対し約8割を目指しているという。その上で、益子社長は「10月からは正常な生産レベルとしたい」と語った。海外生産については現状、予定通り生産できているとしている。 

 同社は1月に12年3月期から14年3月期までの中期経営計画を発表した。最終年度となる14年3月期の売上高目標は2兆5000億円、営業利益は900億円としているが、益子社長は「中計の最終年度の目標に変更はない」と語った。 

 11年3月期の世界販売台数は前年比15%増の110万5000台。地域別では、国内が同4%減少の約16万4000台。エコカー補助金終了後の反動減や震災が影響した。北米が同7%増となったほか、欧州もロシアなどが増えて同29%増となった。アジア・その他地域では中国、東南アジア地域が増加し、同18%増となった。 

(ロイターニュース 杉山健太郎;編集 石田仁志)

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