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米南部の竜巻による死者300人超に、原発が電源喪失で停止

 4月28日、米南部の7州を襲った竜巻と暴風雨による死者が、少なくとも306人に達した。写真はアラバマ州タスカルーサの被災地(2011年 ロイター/Lee Celano)

 [タスカルーサ(米アラバマ州) 28日 ロイター] 米南部の7州を襲った竜巻と暴風雨による死者が、28日までに少なくとも306人に達した。被害が最も大きいアラバマ州のほか、アーカンソー州、ミシシッピ州、テネシー州、バージニア州の全域で非常事態が宣言されている。

 米連邦緊急事態管理局(FEMA)は、これまでにアラバマ州で少なくとも204人の死亡が確認されたとCNNに明らかにした。他の州での死者数はミシシッピ州で33人、テネシー州で34人、ジョージア州で14人、アーカンソー州で11人などとなっている。

 オバマ大統領は29日にアラバマを訪れ、被害状況を視察するほか、ベントレー知事と会談する。

 アラバマ州のブラウンズフェリー原発は、送電線が破損し外部電源が失われたために停止したが、バックアップ装置が作動し原子炉の事故は回避された。

 米南部では過去数日間で160件以上の竜巻を観測。保険専門家は、今回の竜巻や暴風雨による被害総額が数十億ドルに上るとみている。

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