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3月景気動向指数速報は過去最大の落ち込み、震災で生産大幅減=内閣府

 5月11日、内閣府が発表した3月景気動向指数速報は過去最大の落ち込みを記録した。写真は都内の家電店。2007年12月撮影(2011年 ロイター/Toru Hanai)

 [東京 11日 ロイター] 内閣府が11日に発表した3月景気動向指数速報によると、各種経済指標の合成指数であるCI(コンポジット・インデックス)一致指数は前月比3.2ポイント低下の103.6と、2008年11月のリーマンショック時を超えて過去最大の落ち込みを記録した。

 東日本大震災を受けて、生産関連を中心に経済指標が軒並み大幅に落ち込んだ。

 一致指数を大きく低下させたのは、大口電力消費量や鉱工業生産財出荷指数、鉱工業生産などの生産関連。商業販売額などの消費関連指標も落ち込みが目立った。有効求人倍率は小幅なプラス寄与となったが、その主因は求職者数の減少。所定外労働時間指数はマイナスに転じるなど、大震災が日本経済に与えたショックが浮き彫りとなった。

 在庫率や機械受注、市場の動きなどを合成した先行指数も、前月比4.5ポイント低下の99.5と過去最大の落ち込みとなった。自動車の生産停止で耐久消費財出荷指数がマイナスとなったほか、消費者態度指数などのマインド系指標も「顕著な冷え込み」(内閣府)を示した。新規求人数も被災地を中心に落ち込んだ。

 指数の大幅な低下を受けて、内閣府はCI一致指数の基調判断を「改善を示している。ただし、東日本大震災の影響により、CI一致指数の単月および3カ月後方移動平均の前月差がマイナスに転じている」と、ただし書きをつけて下方修正。基調判断変更の基準に照らすと、4月の一致指数が3月に比べてマイナスとなれば、表現を「足踏みを示している」へ下方修正することになるという。

(ロイターニュース 基太村真司)

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