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ユーロが対スイスフラン最安値、ギリシャ債務懸念続く=NY市場

 5月25日、ニューヨーク外国為替市場ではギリシャ債務問題に対する懸念から、ユーロが対スイスフランで最安値をつけた。ワルシャワで1月撮影(2011年 ロイター/Kacper Pempel)

 [ニューヨーク 25日 ロイター] 25日のニューヨーク外国為替市場ではギリシャ債務問題に対する懸念から、ユーロ/スイスフランが前日比約1%安の1.2270スイスフランと、過去最安値を更新した。

 投資家の間では、巨額の債務を抱えたギリシャが追加的な緊縮財政措置を講じるのは野党から反発が出ていることを考えると容易ではないと懸念され、債務再編観測が強まっている。このため、トレーダーは、ユーロが今後数日内に対ドルで重要な支持線となっている1.40ドルを下回るとみている。

 1.40ドルを下抜けた場合、ギリシャ問題を打開する有効な策が打ち出されない限り、2月につけた1.35ドルを目指すと予想されている。

 ユーロ/ドルは0.1%安の1.4083ドル。一時は1.4011ドルまで下落した。

 テンパス・コンサルティングのトレーディング部門バイスプレジデント、グレッグ・サルバッジオ氏は「今のところ1.40ドル付近にはユーロ買い意欲が見られるが、それより大きく下がるのは時間の問題」とみており、「欧州で起こっていることは、長引くソブリン債務危機の始まりだ。調査ではギリシャ国民の80%が追加緊縮財政に反対している。したがってギリシャ政府がこの問題を無理に進めれば、政権崩壊につながる」と指摘した。そうなるとデフォルト(債務不履行)のリスクも高まりかねない。

 ドル/円は0.1%高の81.98円。ユーロ/円は0.1%安の115.47円。

 トレーダーによると、米財政赤字への懸念や、この日発表された弱い耐久財受注が示す経済成長鈍化の兆しが、ドル買いの勢いを抑えた。

 一方、ユーロは、フィンランド議会が、欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)のポルトガル支援策を承認したことを受け、下げを縮小した。ヘッジファンドの需要からユーロのショートスクイーズも見られた。

 また、欧州の決済機関のLCHクリアネットが、アイルランド国債の取引に必要な証拠金を引き上げたことも、今後ユーロ需要が高まるとの見方から、ユーロを若干支援した。 

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