[サンフランシスコ 31日 ロイター] 米インターネット検索大手グーグルGOOG.Oのエリック・シュミット会長は31日、同社が米会員制交流サイト大手フェイスブックに対して提携案を提示したものの、拒否されていたことを明らかにした。
米ブログサイト「AllThingsD」主催の会議に出席したシュミット会長は、フェイスブックが米マイクロソフトMSFT.Oとすでに提携を結んでいることに言及した上で、「フェイスブックとの提携に向け努力してきた。しかし、彼らは契約を結ぶことを嫌がった」と述べた。
シュミット会長は、提案した契約内容の詳細については、明らかにしなかったが、フェイスブックのユーザーデータへのアクセスが可能になることで、グーグルの検索が改善されると指摘した。
また、かつて米アップルAAPL.Oの取締役を務めていたシュミット会長は、グーグルが携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発を進めたことで、アップルとの関係が「ぎくしゃく」したと指摘。ただ、特定の事業では良好な関係が続いているとした。