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アフリカ東部でも火山噴火、米国務長官は予定早め帰国へ

 6月13日、アフリカ東部エリトリアで火山が噴火し、アフリカ東端を火山灰の雲が覆っていることが、観測所などの発表で明らかになった。写真は隣国エチオピアを訪問中のクリントン米国務長官(2011年 ロイター)

 [アディスアベバ 13日 ロイター] アフリカ東部エリトリアで火山が噴火し、アフリカ東端を火山灰の雲が覆っていることが、観測所などの発表で13日明らかになった。これにより、隣国エチオピアを訪問中のクリントン米国務長官も、予定を早めて帰国する見通し。

 噴火したのはエリトリアの首都アスマラの北350キロの地点にあるダビ火山で、1861年の噴火を最後に火山活動を停止していたと考えられている。

 噴火前にはエチオピアとの国境付近で地震が連続して発生していた。米地質調査所(USGS)は、最も大きな地震の規模はマグニチュード(M)5.7だったと発表した。

 同火山は12日午前零時頃に火山灰の噴出を開始。火山灰情報センター(VAAC)によると火山灰の雲は高さ13.5キロで、航空便の運航にも影響を与える可能性がある。

 エチオピア航空は現時点では火山灰による欠航はないとしているが、ドイツのルフトハンザ航空はアスマラ出発便のほか、エチオピアの首都アディスアベバ行きのフライトをキャンセルしている。

 南米チリでもプジェウエ・コルドン・カウジェ火山群が火山灰の噴出を続けており、13日にはニュージーランドやオーストラリアなどを結ぶ航空便の欠航が相次ぎ、多くの旅行客が足止めされた。

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