[ニューヨーク 25日 ロイター] ソニー6758.Tや米中央情報局(CIA)などへのサイバー攻撃を行ったハッカー集団「ラルズ・セキュリティ(ラルズセック)」が25日、自分たちの使命は果たしたとして、グループを解散したとの声明を発表した。
ラルズセックはこの日、米インターネットサービスのAOLAOL.Nと米通信大手AT&TT.Nの内部資料を新たに入手したことを明らかにし、「われわれが計画した50日間の航海は終了した」と述べた。声明は同グループのウェブサイト(www.lulzsecurity.com)にも掲載されたが、メンバーなどへの直接的な接触を通じて内容を確認する方法はない。
AOLとAT&Tからのコメントも今のところ得られていない。
ラルズセックは先に、国際的なハッカー集団「アノニマス」と共同でさらなるサイバー攻撃を行う考えを明らかにし、今後、政府や銀行、他の有力団体から機密情報を奪う考えを示していた。