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危機解決のためのユーロ圏共通債導入は誤り=独首相

 8月21日、ドイツのメルケル首相は、欧州債務危機への抜本的な解決策を求める声が高まるなか、ユーロ圏共通債構想に強く反対する一方、ユーロ圏が財政統合に向かうことに前向きな姿勢を示した。19日撮影(2011年 ロイター/Fabian Bimmer)

 [ベルリン 21日 ロイター] ドイツのメルケル首相は21日、欧州債務危機への抜本的な解決策を求める声が高まるなか、ユーロ圏共通債構想に強く反対する一方、ユーロ圏が財政統合に向かうことに前向きな姿勢を示した。

 同首相はドイツの放送局ZDFのインタビューで「ユーロ圏共通債は現在の危機に対するまさに誤った答えだ」と発言。「共通債は、われわれを安定ではなく債務連合に導く」と語った。

 金融市場が一段と軟調となるなか、ベルギーやイタリアなどユーロ圏加盟国と欧州委員会は、ユーロ圏共通債の実現可能性を依然検討中で、導入に向けた法案を提出する可能性があると明らかにしていた。

 メルケル首相はインタビューで、現在の危機の解決策は欧州の、特にユーロ圏のより緊密な経済協力にある、との考えを表明。「ユーロ圏はよりいっそう緊密に協力する必要があるが、欧州27カ国の間でも緊密な協力が必要だ」と語り、「われわれの通貨は政治統合によって裏付けられているのではない。現在の課題は、さらなる経済協力と一段のコミットメントを通じてユーロを強くすることだ」と述べた。 

 21日付のウェルト日曜版によると、ドイツのショイブレ財務相は、個人としてはユーロ圏の長期安定のために欧州連合(EU)本部に国家主権を渡す用意があるとしつつも、ユーロ圏にはまだその用意がないことを認めた。

 同相は同紙に対し、「個人として、(ブリュッセルに主権を譲る)準備はすでにできている。欧州財務相の構想に全く異存はない」と語った。

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