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米FOMC議事録:識者こうみる

 [ワシントン 30日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が30日公表した8月9日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、FRBが景気下支えに向け、一連の措置を検討したことが明らかになった。その中には、政策金利見通しを失業水準などに結びつける異例の措置も含まれた。 

 専門家の見方は以下の通り。

 ●9月FOMCで追加緩和実施との期待高まる見通し

 <フォレックス・コムの首席ストラテジスト、ブライアン・ドーラン氏>

 今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受け、次回9月20日の会合で追加緩和措置が実施されるとの期待は確実に高まるだろう。より多くのメンバーが一段と強力な行動を望んでいるという事実は、連邦準備理事会(FRB)が追加措置を打ち出すことを示唆している。

 これはリスクを選好する市場心理を幾分支援し、一部ドル売りがみられる。しかし、9月2日発表の米雇用統計を控え、大きな動きに出ることは難しい状況となっている。 

 ●ハト派的、雇用・ISM統計が方向性左右

 <MFグローバル証券の先物トレーダー、ジョン・ブレーディー氏>

 ハト派的だ。ハト派に傾いている。ジャクソンホールでもそれは示されていた。雇用関連指標と米供給管理協会(ISM)の統計が、FRBが進む方向性を左右するだろう。9月1日と2日の雇用関連統計とISM製造業景気指数がFRBに権限を与えるだろう。

 ●9月に一段の行動取る可能性、QE3への期待極めて高い

 <IFRエコノミクスのエコノミスト、デービッド・スローン氏>

 9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間に延長することは、8月9日のFOMCで決定されていた。景気支援に向けたさまざまな手段に関して、潜在的なコストと利点を協議するためだ。これは、9月会合で、2013年半ばまで超低金利を維持するとのフォワードガイダンスの引き伸ばしを越えた、一段の行動を取る可能性を示している。

 議事録では、2013年半ばまでの超低金利維持の決定に3人のメンバーが反対する一方、一段の行動を求めるメンバーもいたことが明らかになった。

 シカゴ地区連銀のエバンズ総裁がこの日ハト派的発言を行ったこともあり、「QE3(量的緩和第3弾)」への期待は極めて高い。ただこれは、FOMCが検討する1つの手段にすぎない。

 バランスシート上の保有証券の平均残存期間を長期化することも、選択肢の1つだ。

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