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8月の株式市場の急落、著名ヘッジファンド・マネジャーに打撃

 [ボストン 1日 ロイター] 8月は株式市場にとってだけでなく、ヘッジファンドの著名マネジャーらにとっても同様に厳しい月となったとみられ、スティーブン・コーエン氏やダン・ローブ氏、デービッド・アインホーン氏らのファンドは8月初旬の世界的な大量売りの影響を避けられず、同月に運用成績がマイナスになった。

 9月1日、先月は株式市場にとってだけでなく、ヘッジファンドの著名マネジャーらにとっても同様に厳しい月となったとみられる。8月30日撮影(2011年 ロイター/Brendan McDermid)

 これらファンドの運用成績に詳しい筋が1日、明らかにしたところによると、コーエン氏のSACキャピタル・アドバイザーズの運用成績はマイナス約3%、ローブ氏のサード・ポイント・オフショア・ファンドはマイナス2.8%、アインホーン氏のグリーンライトはマイナス1.4%となった。

 SACとサード・ポイントは、年初来ではそれぞれ約プラス7%とプラス3.9%と、リターンを維持したものの、他の多くのヘッジファンドの成績はさえず、アインホーン氏のグリーンライトは年初来ではマイナス約5%となっている。

 ホイットニー・ティルソン氏のT2パートナーズは8月の運用成績がマイナス13.7%、年初来ではマイナス22.1%だ。

 だが、最も打撃を受けているのはジョン・ポールソン氏で、ある投資家によると、同氏の旗艦ファンドであるアドバンテージ・ファンズは年初来の運用成績が依然としてマイナス25─35%となっている。

 ヘッジファンド・リサーチのデータによると、8月のヘッジファンドの運用成績は平均でマイナス5.85%。

 同月にダウ工業株30種は4.4%下落、S&P総合500種は5.61%下落した。

 8月は月初に株式市場が急落した上、月末にはハリケーン「アイリーン」が、米東海岸のヘッジファンドの拠点であるニューヨーク州やコネティカット州などを襲った。

 全般的に成績のさえないファンドが目立つなか、市場の下落に備えた一部のファンドは好成績を維持した。

 ある投資家によると、ジェームズ・サイモンズ氏が運用するルネッサンス・インスティチューショナル・エクイティーズ・ファンドの8月の運用成績はプラス5.4%、年初来ではプラス25.6%。ルネッサンス・インスティチューショナル・フューチャーズ・ファンドは8月がプラス6.6%、年初来ではプラス9.16%となっている。

 また別の投資家によると、ケネス・グリフィン氏が率いるシタデルの旗艦商品ケンジントン/ウェリントン・ファンドは8月がプラス1%、年初来ではプラス15%。

 グリフィン氏のグローバル・エクイティーズ・ファンドは8月がプラス1.6%、年初来ではプラス14%となっている。

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