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8月倒産件数は4カ月ぶり減少、負債総額は7940億円に急増

 9月8日、東京商工リサーチが発表した8月の全国企業倒産件数は前年同月比3.57%減の1026件で4カ月ぶりに前年同月を下回った。都内で4月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 8日 ロイター] 東京商工リサーチが8日発表した8月の全国企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は前年同月比3.57%減の1026件で4カ月ぶりに前年同月を下回った。

 負債総額は同4.2倍の7940億4500万円と急増。和牛オーナー制度運営の安愚楽牧場(栃木県、負債4330億円)と、消費者金融業のSFコーポレーション(旧三和ファイナンス)(神奈川県、同1897億円)の2件だけで8月の倒産の負債総額の約8割を占めた。上場企業の倒産はなかった。

 地域別に倒産件数をみると、3月に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方は28件と前年同月比40%減少した。このほか、北陸も29%減、関東は2%減となった。

 逆に増加したのは北海道(23%増)、九州(21%増)、四国(19%増)などとなった。

 震災関連の倒産は72件で、震災関連の倒産件数は累計で318件に達した。商工リサーチによると、阪神・淡路大震災の際は、関連倒産が300件を超えたのは震災から2年半を経た時期だったが、東日本大震災では半年のスピードで300件を超えてきているのが特徴という。

 8月単月の震災関連の倒産件数は、3カ月連続で70件を上回る高止まりの状況が続いた。

 商工リサーチは、業績回復が遅れ、経営体力も限界に達した中小企業が多いなか、震災が倒産の引き金になったほか、政策的な下支え効果が薄れていることも示されている、と分析。倒産に集計されない事業停止などの「実質破たん」も36件発生しており、実質破たんはしばらく高水準で推移すると予想している。

(ロイターニュース 江本 恵美)

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