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仏・ベルギーがデクシアへの政府支援を表明、債務危機で初

 10月4日、仏・ベルギー系金融サービスグループのデクシアに対し、ベルギーとフランス両国政府が支援を行うとの共同声明を発表した。写真はブリュッセルの同社本社(2011年 ロイター/Yves Herman)

 [パリ/ルクセンブルク 4日 ロイター] 仏・ベルギー系金融サービスグループのデクシアDEXI.BRに対し、ベルギーとフランス両国政府は4日、支援を行うとの共同声明を発表した。ユーロ圏債務危機で痛手を受けた銀行に対し政府が支援を表明した初めてのケースとなる。

 両国による救済策には、デクシアがベルギーやトルコで展開する銀行業務など健全な事業の売却や、リスクの高い資産を引き取る「バッドバンク」の設立などが含まれるとみられている。

 ベルギーのレインデルス財務相は声明発表を受け「危険な部分を外部に隔離しなければならない。その上で政府が保証を与える。これが『バッドバンク』と呼ばれる制度だ」と述べた。

 フランス与党議員はロイターに対し、仏政府は、デクシアのフランスの銀行部門を切り離し、フランス預金供託公庫、および郵便貯金銀行との統合を検討していることを明らかにした。実際に行われた場合、1996年にフランスとベルギーの金融機関の合併により誕生したデクシアは解体される。

 ロンドンに拠点を置くアナリストは匿名を条件に「現在進められているのは、裏口からの国有化だ」と述べた。

 ギリシャへの多額のエクスポージャーを抱えることに加え、市場での資金調達が困難になっていたことでデクシアの株価はこのところ下落していた。4日の取引では同社への信頼が急激に低下したことで、株価は一時38%安の0.81ユーロをつけ、過去最安値を更新。この日は22.5%安で終了した。

 ロイターのデータに基づくと、この日の終値から計算したデクシアの時価総額は約20億ユーロ(27億ドル)。これに対し、同社が保有するギリシャ国債は38億ユーロ、同社のギリシャへのエクスポージャーは48億ユーロとなっている。

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