[6日 ロイター] ソニー6758.Tは、スウェーデンの通信機器大手エリクソンERICb.STとのスマートフォン(多機能携帯電話)合弁事業を解消し、エリクソンから株式を引き取る方向で交渉している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が6日、関係筋の話として報じた。
両社は2001年、折半出資で合弁会社ソニー・エリクソンを設立している。
WSJによると、ソニーとエリクソンの両社は、定期的に所有構造について協議している。合弁解消に向けた交渉は現在も続いており、決裂する可能性もあるという。
ソニー、エリクソンはともに報道に関するコメントを拒否した。
エリクソンの広報担当は「われわれは合弁事業に長期的にコミットしている」と述べた。
競争の激しいスマートフォン市場でソニー・エリクソンが巻き返しを図るには、ソニーが合弁事業の経営権を完全に取得する必要があると多くのアナリストはみている。