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円が再び最高値更新、欧州基金拡大見通しでユーロ上昇=NY市場

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 26日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが主要通貨に対して上昇した。欧州金融安定ファシリティー(EFSF)がおよそ1兆ユーロに拡大されるとのニュースを好感した。

 10月26日、ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで再び史上最高値を更新し、ユーロが主要通貨に対して上昇した。ブリュッセル中央銀行で撮影(2011年 ロイター/Thierry Roge)

 これを受けてリスク許容度が高まり、米株式相場は上昇。ユーロ/ドルは1.39ドルを上抜けた。米30年債価格は1ポイント以上下落した。

 円は対ドルで再び史上最高値を更新した。ヘッジファンドがドルに対して弱気なポジションを取っている。

 電子取引EBSでドル/円は一時75.709円まで下落した。終盤は0.2%高の76.250円。

 ユーロ圏首脳会議後に採択される声明の草案によると、ユーロ加盟国は4400億ユーロのEFSFを「数倍」にレバレッジすることを目指す。また、欧州連合(EU)筋が明らかにしたところによると、レバレッジ比率は4倍程度で、全体の規模を1兆ユーロまで拡大する計画としているという。

 ただ、ファンドマネジャーらは、債務問題の解決へのレバレッジ活用は深刻な影響があるとして、市場の楽観ムードは長く続かないとみている。

 ストリートトーク・アドバイザーズの最高経営責任者(CEO)兼チーフエコノミスト、ランス・ロバーツ氏は「市場はこれを短期的に見て好感している。救済基金からの1兆ユーロは結果的に金融市場に流れ、資産価格を押し上げることになるからだ」と指摘。 一方「市場が嫌がるとみられることは、債務問題の解決にさらなる債務を活用する結果、信用のひっ迫が生じ、新たな金融危機が今後起こるだろうということだ」と語った。

 ユーロ圏首脳会議の声明草案を受けてユーロは対ドルで一時1.39080ドルの高値に上昇したが、その後、計画の詳細が決定されるのは11月になるとのニュースを受け、下落した。

 取引終盤にEFSFのレバレッジ規模が明らかになると、ユーロは小動きとなった。

 午後の取引終盤時点でユーロは前日と比べ小幅安の1.38920ドル。ただ、この日の安値1.37980ドルは大幅に上回った。

 ユーロは他の主要通貨に対して上昇。対円では0.2%高の105.950円、対スイスフランでは0.4%高の1.22510フラン。対ポンドでは0.1%高の87.03ペンス。

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