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注目の「iPhone」、一部消費者は買い控えも

 6月25日、米アップルの「iPhone」、一部消費者は買い控えるとの見方も。写真はニューヨークのアップル店舗前で(2007年 ロイター/Keith Bedford)

 [シカゴ 25日 ロイター] 米アップルAAPL.Oが発売する携帯電話「iPhone」に注目が集まっているが、値段や通信速度、バッテリー寿命などへの懸念により、慎重な消費者は次期バージョンまで買い控えるとの見方も一部にはある。

 米国では、通信大手AT&TT.Nが「iPhone」の2年間の独占販売権を取得。499ドル(約6万円)と599ドル(約7万3000円)の2機種が、現地時間29日午後6時から全米で販売される。

 ただ、「iPhone」はAT&Tが提供するサービスのうち、通信速度が最も速い3G(第3世代)には対応しておらず、ネット閲覧スピードが他の携帯に比べて遅くなるとの見方も一部にはある。

 ノースウェスタン大学の大学院生ケイト・ロックウッドさん(24)は、来月に米ベライゾン・コミュニケーションズVZ.Nとの契約が切れることもあり、新しい携帯電話を検討中。ほとんどiPhoneに決めていたというロックウッドさんだが、通信速度やバッテリー寿命などを考えると、実際に買うのは次期バージョン以降になりそうだという。スピードに疑問が残る状態で、値段の高さも二の足を踏んでしまう理由だとしている。

 また、シカゴの大学院生フィリップ・カプランさん(29)は、消費者が実際に使ってみて明らかになる不具合も多いと考えられることから、初代の「iPhone」には手を出さないと話している。 

 アップルのほかの製品を引き合いに出し、買い控えの理由を説明する専門家もいる。デジタル関連企業に投資するボストン拠点のベンチャーキャピタル、スパーク・キャピタルのトッド・ダグレス氏は、アップルが過去、音楽プレーヤー「iPod」など製品の新シリーズを出すごとに改良を加え、価格も下げていると指摘。「iPhone」でも同様のことを繰り返すだろうとの見方を示している。

 ダグレス氏はその上で「500ドルの携帯電話を持てる若者は少ないが、200ドルなら持つ人は大幅に増えるだろう」と語った。

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