[シアトル 27日 ロイター] 米マイクロソフトMSFT.Oは27日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」の販売を2008年6月末まで続け、「ウィンドウズ・ビスタ」への移行時期を予定から5カ月遅らせる方針を明らかにした。
マイクロソフトは今年1月にビスタを発売。XPの販売は08年1月30日までに段階的に停止する方針を示していた。
同社はXPの販売期間延長について、XPの購入を希望する顧客が依然として存在するというコンピューターメーカーからのフィードバックを考慮した措置だと説明した。
一部顧客の間ではビスタについて、既存のソフトウエアや周辺機器との互換性がないとする不満の声が上がっている。ハードウエア面でも、ビスタを動かすためには、これまでのコンピューターから大幅なアップグレードを必要とする。