[ワシントン 10日 ロイター] 米政府監査院(GAO)は10日、米海軍の新兵訓練を模した「ブートキャンプ」と呼ばれる青少年の矯正プログラムでは、参加者が虐待被害に遭うことがあり、死に至るケースもあるとの報告書を発表した。
GAOの調査員らは米下院教育労働委員会で、こういったプログラムでは、参加者が自分の吐いた物を食べさせられたり、炎天下に何時間も立たされたりするケースがあったと証言。またこれらの行為は、適切な訓練を受けていないスタッフによって行われていたと指摘した。
GAOのグレッグ・カッツ氏は「私のプレゼンテーションは第三世界での人権侵害について話しているように思うかもしれないが、不幸にもこれらの人権侵害は米国内で起きている」と述べた。