[ニューヨーク 9日 ロイター] 米ゴールドマン・サックスは9日、米経済が2008年に景気後退入りし、連邦準備理事会(FRB)は政策金利を第3・四半期までに2.5%まで引き下げるとの見通しを示した。
ゴールドマンは顧客向けリポートで、米国内総生産(GDP)が第2・四半期と第3・四半期にそれぞれ年率1%縮小し、GDPの伸びは08年全体で年率0.8%にとどまると予想。
一方、失業率は09年に、現在の5%から6.5%へ上昇するとしている。
さらに、FRBが景気を下支えするために、合計1.75ベーシスポイント(bp)の追加利下げを行うとの見通しを示した。
ファンドマネジャーに対しては、ヘルスケア、日用品、エネルギー、公益株をオーバーウエートとするよう推奨した。同社は金融、鉱業、素材、情報技術などを大幅にアンダーウエートとしている。
推奨のウエートについては、金融を300ベーシスポイント(bp)引き下げ14%に、情報技術を400bp引き下げ15%に、ヘルスケアを300bp引き上げ17%としたことが最も大きな変更点となっている。