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FRBは必要に応じて行動、景気は年内に上向く=バーナンキ議長

 [ワシントン 14日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、上院銀行委員会で証言し、米経済の下支えとして追加利下げを行う可能性を示唆する一方、景気は年内に上向く見通しも明らかにした。

 2月14日、バーナンキFRB議長、米経済の下支えとして追加利下げを行う可能性を示唆する一方、景気は年内に上向く見通しも明らかに(2008年 ロイター/Hyungwon Kang)

 議長は「成長支援および下向きリスクに対する適切な保険の提供に向け、必要に応じてタイムリーに行動する」と述べた。

 経済見通しは最近数カ月間で悪化し、成長へのリスクが高まったことを認めた。市場では、3月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の追加利下げが行われるとの見方がさらに強まった。

 一方、財政・金融の両面からの刺激措置を受け、経済は年後半にやや持ち直すとの見通しを示し「われわれの政策スタンスは、景気の実態とインフレへの中期的見通しおよび見通しへのリスクを踏まえて決定されなければならない」と述べた。

 FRBは2007年9月以降、フェデラルファンド(FF)金利を2.25%ポイント引き下げ、3%としている。

 議長証言を受け、米短期金利先物市場では、3月に0.75%の利下げが行われる確率が20%程度に上昇した。0.5%利下げの確率は完全に織り込まれている。

 <成長・インフレの双方を懸念>

 バーナンキ議長は、来週発表のFRB経済見通しで成長予想を引き下げ、民間セクターの予想に近づけると語った。07年11月には08年の成長率は1.8─2.5%との予測を公表していた。

 住宅建設や関連活動は一段と落ち込む見通しで、労働市場の軟化やエネルギー高、住宅価格の下落が短期的に個人消費を圧迫する恐れがあると述べた。さらにクレジットひっ迫も引き続き成長の足かせになる公算が大きいと指摘。「大幅な金融状況の悪化やクレジット供給力の低下は、一段の措置を講じることが必要との警鐘になることは間違いない」と語った。

 一方、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)損失で銀行が破たんする差し迫った脅威はないとした。

 原油、食品価格の高騰およびドル安の結果としてインフレが上昇したとし、インフレリスクを注視する必要があると指摘。「これまでのところ、インフレ期待はある程度うまく抑制されているようだ。ただインフレ期待の抑制されない状態、あるいはFRBのインフレ抑制への信認低下のいかなる傾向も、物価安定維持という責務を非常に複雑にし、今後の成長減速に対応するFRBの柔軟性を低下させる可能性がある」と述べた。

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