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信金のシステム障害、徹底的な原因究明を指示=渡辺担当相

 2月26日、渡辺金融担当相、信金中央金庫で25日に発生したシステム障害について「徹底的な原因究明と適切な顧客対応を指示した」と言明。昨年8月撮影(2008年 ロイター/Kim Kyung-hoon)

 [東京 26日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は26日の閣議後の記者会見で、信金中央金庫で25日に発生したシステム障害によって信金から銀行や信用組合への振込みなど74万件が処理できなかったことについて「徹底的な原因究明と適切な顧客対応を指示した」と語った。

 信金中金は25日夕、信金から他業態への決済に使っている「全国信用金庫データ通信システム(全信金システム)」に障害が発生し、「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」にデータが送れなくなったことで、信金から銀行や信用組合ほか他業態への振込みなど74万件の処理が滞留したと発表した。26日朝はシステムが復旧し、午前8時半から正常に取引が行われている。

 システム障害の発生原因について渡辺担当相は「現段階では、しんきん情報システムセンターと全銀システムをつなぐ回線に何らかの不具合があったということだった」と話した。各信金の顧客対応については「不渡りが発生したなど、各信金で対応が困難な相談は、信金中金で信金向けのヘルプデスクを設けて真摯に対応する方針」という。

 金融庁は25日、銀行法24条に基づいて、信金中金からシステム障害発生の報告を受けた。システム復旧は25日深夜まで見通しが立っていなかったが、関係者によると金融庁は、26日午前4時頃、同日朝に正常稼動する連絡を受けた。今後も、障害の概要・発生原因・復旧までの対処状況について、随時、報告を受けることとなっているが「大規模な障害」(関係者)となったことで、金融庁は追加的な行政処分の検討に入る見通し。

 <中国CICの国際帝石株の取得報道、「知らない」>

 また、中国の政府系ファンド(SWF)の中国投資有限公司(CIC)が国際石油開発帝石ホールディングス1605.T株式を取得する計画である、と英紙タイムズ(電子版)が報じたことについて渡辺担当相は「報道自体を知らないのでコメントを控える」とだけ語った。同報道が、渡辺担当相に近い関係筋の話として伝えていることに対しては「知らない」とだけ語った。

 東京都が設立した新銀行東京が、都に対して400億円の出資を要請したことについて「当初のビジネスモデルがうまくいかなかったということだ」と指摘したうえで「ミドルリスク・ミドルリターンのビジネスがうまくいかなかったのはなぜか。このビジネスはもっと成長してほしい。失敗の教訓は大いに究明する必要がある」と語った。

 新銀行東京の経営再建計画では、450人の職員を4分の1に削減して2011年度に黒字化を目指すこととしている。渡辺担当相は、再建計画の実現可能性を問われたのに対し「まずは金融機関で考えるべき経営判断」としてコメントを控えた。

  (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

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