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米緊急利下げ効かず、ドル急落・日経平均1万2000円割れ

 3月17日、週明けの東京市場は米緊急利下げが効かず、急激なドル安/円高を受けて日経平均が400円以上急落。写真は1月に都内で撮影’(2008年 ロイター/Kiyoshi Ota)

 [東京 17日 ロイター] 週明けの東京市場は、急激なドル安/円高を受けて日経平均が400円以上急落。心理的な節目とみられていた1万2000円を割り込んだ。ドル/円は96.56円まで下げ約12年半ぶりの安値を更新した。

 米ベアー・スターンズBSC.Nの救済策や米連邦準備理事会(FRB)による緊急の公定歩合引き下げ措置は金融市場の混乱を食い止められず、むしろ信用不安の高まりを助長した面もある。

 早朝の為替市場でドル/円は98円前半と前週末のNYから下げて始まった後、米公定歩合引き下げ発表で99円台に持ち直す場面もあったが一時的でドル売りは止まらなかった。

 香港上海銀行・外国為替営業部長の花生浩介氏は「市場は第2、第3のベアー・スターンズBSC.Nがありそうだと見ている状況。ドル安が進むと株価が下落する負の連鎖に発展している」と話している。

 株式市場は朝から全面安の展開。日経平均は1万2000円を割り込んだ後も安値圏で推移している。「円高が加速するのをみて、先物に500―800枚単位の大口の仕掛け的な断続的に出た。リンク債のノックインも巻き込んで大幅安となった」(大手証券エクイティ部)との声が出ていた。

 三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は「18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でFF金利の1%引き下げの見方が出ているが、そうなると、今度は、米資産の最後のとりでだった米債の魅力がなくなり、米債売りの動きが出てきて、それがさらなるドル売りにつながり、ドル/株/債券のトリプル安になる可能性が出てきた」と話す。

 「金融市場は危機モード」(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト、上野泰也氏)との声が出ている。

 (ロイター日本語ニュース 橋本 浩記者 編集:宮崎 大)

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