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ドコモが07年度末シェア50%割れ、ソフトバンクは年度純増数で初の首位

 [東京 7日 ロイター] 電気通信事業者協会が7日発表した08年3月末の携帯電話契約件数では、NTTドコモ9437.TがPHSを含めたシェアで50%を割り込んだ。06年秋の番号継続制(MNP)導入以降、携帯電話市場は競争が激化しており、最大シェアをもつドコモをKDDIとソフトバンクが追い上げる構図が改めて示された。

 4月7日、電気通信事業者協会が7日発表した08年3月末の携帯電話契約件数では、NTTドコモ(写真)がPHSを含めたシェアで50%を割り込んだ。1月撮影(2008年 ロイター/Issei Kato)

 累計契約数でKDDI9433.Tは初めて3000万件を超え、ソフトバンク9984.Tの子会社ソフトバンクモバイルは07年度の純増減数で初のトップとなった。

 07年度末の累計契約数で、ドコモは5338万7700件となり、PHSを含めた3月末の合計契約数1億0733万9800件に対するシェアが49.7%と、50%を割り込んだ。KDDIの携帯電話累計契約数は3033万9100件と初めて3000万件を超え、ソフトバンクは同1858万6200件、イー・モバイルは同41万1500件となった。

 2007年度のMNPによる転入出数では、KDDIが59万7500件の転入超でトップ。ソフトバンクは31万8200件の転入超だった。対するドコモは91万6400件の転出超と、ドコモからKDDIやソフトバンクへの顧客流出を映す結果となった。イー・モバイルは500件の転入超だった。 

 07年度の純増減数では、ソフトバンクが過去最高の267万6500件の増加となり、年度の純増数で初のトップに立った。一方、ドコモは76万6600件の増加と、ソフトバンクの3分の1程度にとどまった。ソフトバンクは同社サービス利用者間の通話料金を一定時間帯を除き定額にするなどのわかりやすい料金プランをいち早く打ち出し、消費者の支持を集めた。KDDIは215万0800件の増加だった。

 <KDDIが3月のMNP転入超で5カ月ぶり首位>

 08年3月の契約数によると、MNPを利用した転入出数は、KDDIが7万5700件の転入超となり、ソフトバンクによる6万0800件の転入超を逆転し5カ月ぶりに首位交代となった。ドコモは、同13万7000件の転出超で、厳しい状況が続いている。3月28日から音声通話サービスを始めたイー・アクセス9427.Tグループのイー・モバイルは、500件の転入超だった。

 KDDIは、秋冬商戦で新型端末の一部導入遅れなどの影響で販売が鈍化したが、端末が出そろった春商戦で巻き返した。春商戦では、ソフトバンクが学生対象の割引を打ち出し、KDDIが家族間の通話を無料にする新料金プランなどでソフトバンクを追撃、割引合戦が激化した。ドコモは家族向け新料金プランの導入が4月以降となった影響などで、KDDIやソフトバンクに対して出遅れた。

 新規契約から解約を差し引いた3月の純増減数は、ソフトバンク9984.Tが54万3900件の純増で、11カ月連続のトップを維持。2位はKDDIで50万0500件の純増。3位はドコモで17万3700件の純増となった。イー・モバイルは13万0200件の増加だった。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之)

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