for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

中国が燃料価格を18%引き上げ、原油相場は下落

 6月19日、中国がガソリンおよびディーゼルの小売価格を最大18%引き上げ。写真は4月9日、安徽省のガソリンスタンドでディーゼル油を買うため待つ人(2008年 ロイター/Jianan Yu)

 [北京 19日 ロイター] 中国は19日、ガソリンおよびディーゼルの小売価格を最大18%引き上げた。これにより、8月の北京オリンピックを控え、高水準にあるインフレに対する国内の懸念が強まる可能性がある。

 今回の燃料の統制価格引き上げは8カ月ぶり、1回の引き上げ率としては過去最大。これを受け、同国の原油需要が抑制されるとの見方から、原油相場は急落した。

 一方、中国石油化工(シノペック)の米国市場上場銘柄SNP.Nは、統制価格の引き上げが同社の利益を支援するとみられ、一時8%以上急伸した。

 アナリストの多くは、中国当局がインフレを抑制するため燃料価格引き上げを北京オリンピック以降に先送りすると予想していた。

 国営メディアは19日夕方、ガソリンおよびディーゼルの小売価格がそれぞれ、トン当たり1000元(145.5ドル)引き上げられ、価格引き上げは同日深夜から適用される、と伝えた。

 RBSセンプラの商品エコノミスト、ジョン・ケンプ氏は「中国政府が国内燃料需要の伸び抑制に向けて不人気な措置をあえて実施する用意があることを示す、極めて重大な動きだ。その他のアジア諸国はすでに燃料補助金を削減しており、これまで唯一動きがなかったのが中国だった」と述べた。

 中国は、ジェット燃料価格もトン当たり1500元引き上げた。

 国営テレビによると、中国国家発展改革委員会(NDRC)は「世界的な原油価格は急騰しており、中国国内の燃料価格はそれに追いついていなかった。この価格差は、需要と供給の不一致を浮き彫りにした」と述べた。

 また、NDRCはウェブサイトで、平均電気料金についても、7月1日から、キロワット時当たり0.025元(平均約4.7%)引き上げることを明らかにした。これは石炭価格の上昇に悩む電力会社を支援することになる。一方、一般炭の価格は据え置かれることとなり、これも電力会社の利益を支えることになる。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up