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ゼファーが民事再生手続き開始申請、負債949億円で多方面に影響も

 [東京 18日 ロイター] ゼファー8882.Tは18日、民事再生手続き開始を東京地裁に申請し、受理されたと発表した。負債総額は949億4800万円。SBIホールディングス8473.Tが同社の株式を保有しているほか貸付金も有していると発表するなど、多方面への影響が懸念されている。

 同社によると、不動産取引が停滞するなか、物件の売却が思うように進まない状況になり、資金繰りがひっ迫した子会社が破産。関係会社整理損142億6400万円を計上したゼファーも自己資本を大きく毀(き)損、信用力の低下から資金繰りに行き詰まったという。今後は信頼回復と事業再建に向けて全力を尽くすとしている。

 同社は午後8時半から記者会見を行う。

 東京証券取引所は18日、ゼファーを8月19日付で上場廃止にすると発表した。7月19日から8月18日までは整理銘柄に指定される。

 SBIホールディングスは18日、ゼファーに対する貸付金が120億円、保有する株式がSBIの単体簿価ベースで31億円・連結簿価ベースで95億円有していると発表した。

 このうち貸付金についてはゼファーが保有する不動産に対して十分な担保設定を行っているとする一方、株式については相当額の引き当て処理をする必要があるとした。

 市場では「子会社が倒産したときにかなりのダメージを受けて、銀行などからの貸し付けも取れなかったようであり、破たんする可能性が大きい会社のひとつとしてみていた」(国内投資顧問運用部長)との声が出ている。「マーケットでは中堅不動産を中心にかなり倒産が出ると想定されており、ゼファーで終わる感じはしない。ファイナンスがつかないことが一番の問題であり、銀行の貸し渋りがなくならない限りダメ(もっと倒産が出てくる)だろう」(同)という。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

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