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日本マクドナルドは08年12月期業績予想据え置き、近く値上げへ

 8月7日、日本マクドナルドホールディングスは、2008年12月期の営業利益予想を前年比16.5%増の195億円で据え置いたと発表。写真は昨年4月、東京で(2008年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

 [東京 7日 ロイター] 日本マクドナルドホールディングス2702.Qは7日、2008年12月期の営業利益予想を前年比16.5%増の195億円で据え置いたと発表した。原田永幸会長兼社長兼CEOは中間決算発表会見で「原価動向を踏まえ、価格見直しをせざるを得ない」と述べ、近日中に値上げ発表を行うことを明らかにした。

 こうした値上げや客単価向上などで、原料高によるコスト負担増をカバーする。

 営業利益予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト6人の予測平均値197億円と同水準になっている。連結売上高予想は同4.3%増の4120億円。

 原田CEOは、足元の景気動向や消費環境を踏まえ「下期は上期以上に厳しいというのが実感」と厳しい認識を示した。ただ「外食市場が半分になるわけではない」とも述べ、シェアを伸ばす努力を行うとした。

 100円コーヒーの投入が新規顧客の獲得に寄与し、上期の既存店客数は同5.7%増となった。今後は「客数増に加え、客単価を取るステージに入っていく」とし、キッチンシステムへの投資を行い、プレミアム商品のテスト販売を開始する考えを明らかにした。

 2008年6月中間期の連結売上高は2028億円(前年同期比5.3%増)、営業利益が72億円(同2.6%増)となった。営業利益の通期予想に対する進ちょく率は37.2%。既存店売上高は同3.4%増となり「想定よりも1%ポイント程度低い」(原田CEO)という。

 中間期の経常利益が同1.1%増とほぼ前年同期並みにとどまったことを挙げ「原価高が大きなインパクトを及ぼしたことは間違いない」(同)と指摘、原価高が利益の伸びを抑制したと分析した。

 上期は29億円だった原価高負担増が、通期では100億円近くに拡大すると予想。そのうえで「外的要因であり、企業努力だけでは何ともできない。最低限の価格アップと企業努力でカバーしたい」と述た。10%程度のコスト増に対し、値上げ幅は平均で「5%は超えない」(同)という。 

  (ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)

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