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米リーマン、6─8月期は39億ドルの赤字

 9月10日、米リーマン・ブラザーズの6―8月期決算は39億3000万ドルの赤字。ニューヨーク本社(2008年 ロイター/Brendan McDermid)

 [ニューヨーク 10日 ロイター] 米大手投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスLEH.Nが10日発表した第3・四半期(6―8月期)決算は39億3000万ドル(1株当たり5.92ドル)の赤字となった。投資運用部門の過半数株を売却する意向を表明したほか、商業用不動産資産の大部分を分離し新会社に移す方針を示した。

 一方、それ以上の具体的な対策を示さなかったことから市場で失望感が広がり、株価はオーバーナイトの上げ幅を縮小する展開となった。

 チャネル・キャピタル・リサーチ(ニュージャージー)の首席投資ストラテジスト、ダグ・ロバーツ氏は「リーマンの先行きをめぐっては基本的にまだ不透明感が残っており、問題は解決されていないと投資家はみている」と述べた。 

 リーマンは投資運用部門の約55%を売却する意向で、資産運用ニューバーガー・バーマンやプライベート・エクイティ、ウェルス・マネジメントなどの事業が含まれる。リーマンは「パートナーとなり得る複数の相手と踏み込んだ話し合いを行っている」とした。

 またリーマンは40億ドル相当の英国の住宅ローン・ポートフォリオの売却について米ブラックロックBLK.Nと交渉していることを明らかにした上で、向こう数週間以内に売却完了の見通しを示した。住宅ローンのエクスポージャーを47%削減し132億ドルとする方針を示した。

 年間配当を従来の1株0.68ドルから同0.05ドルに減配し、年間4億5000万ドルを節減するとした。追加の資本増強は必要ないと確信していると電話会議で述べた。

 6―8月期の普通株主帰属損失は40億9000万ドル(1株当たり5.92ドル)の赤字。純収入は評価損によりマイナス29億ドルとなった。

 ロイター・エスティメーツのアナリスト予想平均は1株損失が3.43ドル、収入は8800万ドルだった。

 リーマンは5月末以降1500人を削減した。第3・四半期の評価損はネットで56億ドル、住宅ローン関連が53億ドル、商業用不動産関連が17億ドル、その他が8億ドル。一方、ヘッジや債券価格上昇で22億ドルの利益を計上した。

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