[香港 30日 ロイター] 香港の衛生当局は30日、生後2カ月の女児が「H9N2型」の鳥インフルエンザウイルスに感染していることを確認した。女児の容体は安定しているという。
香港では1999年以降、同型の鳥インフルエンザ感染者は5人目となる。
世界各国では、毒性の強い「H5N1型」鳥インフルエンザの流行に対する備えが進んでいるとみられるが、ことし8月には専門家から「H9N2型」も人類にとって脅威となる可能性が指摘されている。
鳥インフルエンザウイルスには多くの種類があるが、世界保健機関(WHO)によると、人への感染が確認されているのはH5N1型、H7N3型、H7N7型、H9N2型の4種類のみだという。