[ロンドン 23日 ロイター] 英国のダーリング財務相は23日、英経済は一般の予想よりも激しく落ち込んだとの認識を示した上で、景気を回復させるには世界的な協力が重要だ、と指摘した。
同財務相は、英経済がリセッション(景気後退)入りしたことを示す国内総生産(GDP)データが発表されたことを受け、スカイニュースに対し、英政府は経済を支えるために必要な措置はすべて取っていると指摘、「(景気の落ち込みは)間違いなく多くの人々が考えていたよりも急激だった。その一因は、(世界的な景気悪化で)輸出が大きな影響を受けたため、鉱工業生産が落ち込んだことだ」と述べた。
この日発表された第4・四半期の英GDP伸び率は前期比マイナス1.5%となり、1980年以来最も大幅なマイナスを記録した。