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ケース・シラー指数:識者はこうみる

[ニューヨーク 27日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラーが27日発表したデータによると、11月の主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数は前月比2.2%低下した。

 1月27日、S&P/ケース・シラーが発表した11月住宅価格指数は前月比2.2%低下。昨年11月ニューヨーク州で撮影(2009年 ロイター/S/Shannon Stapleton)

 前年比ではマイナス18.2%と過去最大の落ち込みとなり、米住宅市場が依然として深い景気後退にあることを示した。

 市場関係者のコメントは以下のとおり。

●あと10%低下する可能性

 <FAFアドバイザーズの首席エコノミスト、キース・ヘンバー氏>

 指数の低下が加速している。主要20都市圏の価格動向を示す指数はピーク時からおそらく25.2%低下しているだろう。これは大きい。残念ながら、需給状況は一段の下振れが現実のものとなることを示している。あと10%低下する可能性があるとみている。そうなれば均衡の回復は長い道のりとなる。

 前日発表された08年12月の中古住宅販売戸数には安心していられない。多くは担保割れや差し押さえ物件だからだ。

●今後数カ月で回復するか注視

 <ワコビア証券のシニアエコノミスト、ゲアリー・セイヤー氏>

 11月も依然として低下したが、これらはクレジット危機が本格化し、連邦準備理事会(FRB)がモーゲージ金利低下に向けた対策を打ち出す前の第4・四半期の数字だ。今後数カ月間、住宅市場の回復が始まるか、住宅価格が安定するかどうかを非常に注視する必要がある。住宅市場にとって第4・四半期が非常に困難な時期だったことは明らかだ。

●住宅市場の調整は第1段階

 <ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ニューヨーク)のエコノミスト、ザック・パンドル氏>

 指数の前月比低下率が(一部予想ほど)拡大しなかったことは若干の好材料だが、低下のペースはまだきつい。

 住宅市場の調整は第1段階といったところで、価格が底を探るなかでディストレスト・セール(格安販売)の大量発生がみられる。価格面で一服感はまだなく、市場在庫は大量に積み上がったままだ。

 08年第4・四半期の住宅投資は約30%の落ち込みを見込んでいる。

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