[ロンドン 4日 ロイター] JPモルガンがまとめた2月の世界全業種生産指数は38.4と、前月の40.3から悪化し、景気判断の分かれ目となる50を引き続き大幅に下回った。
JPモルガンのディレクター、デビッド・ヘンスリー氏は、2009年第1・四半期の世界の景気低迷について、前年末と同様に深刻な状況となる可能性が高いことが指数の低下により示されたと述べた。
非製造業活動指数も39.8と、前月の43.0から悪化した。とりわけ米国・ユーロ圏・オーストラリアでの悪化が加速した。
世界全業種生産指数は、米国、日本、ドイツ、フランス、英国、中国、ロシアなどの購買担当者景況感指数(PMI)に基づいて集計される。