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米GM、破たん確率さらに高まる=CEO

 3月31日、米GMのヘンダーソンCEO(写真)は破たんの可能性はさらに高まっているとの見方示す(2009年 ロイター/Rebecca Cook)

 [デトロイト 31日 ロイター] 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nのヘンダーソン新最高経営責任者(CEO)は31日、今後一段の米国内工場の閉鎖や人員削減を実施するとし、破たんの可能性はさらに高まっていると述べた。

 CEOは本社での記者会見で、同社のリストラ計画について「われわれはさらに規模を拡大し、かつ加速する必要がある」と指摘した。

 交渉で合意できないことがはっきりした場合、60日以内に破産法の適用申請を決断する可能性があるとした。

 「破産法の適用申請しないで6月1日までに合意できなければ、破産法を活用することになる。これは極めて明確だ。政府ははっきりしている」と述べた。

 「バランスシートを整理し健全化することにより、将来に向けて競争力をつけることを当局から求められている」と語った。

 GMが約22%の市場シェアを安定的に確保できるとの見通しについて、政府の自動車作業部会は過度に楽観的と指摘している。GMは2月に示した5カ所を上回る工場閉鎖や、全米自動車労組(UAW)との早期退職をめぐり新たな話し合いを迫られる見通しで、ヘンダーソンCEOは「追加措置をとる必要があると想定している」と述べた。

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