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米政府、GMを「コントロール下での破たん」に導くことを検討=米紙

 4月1日、NYタイムズ紙によると、米政府はGMを「コントロール下での破たん」に導くことを検討。写真は3月、GM本社(2009年 ロイター/Rebecca Cook)

 [ワシントン 1日 ロイター] 米ニューヨーク・タイムズ電子版は1日、関係筋の話として、オバマ政権が自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)GM.Nについて、同社を2分割する計画に対して一部債権者の同意を取り付け、GMを「コントロール下での破たん」に導くことを検討していると報じた。

 同紙によると、政府は今回のGMへの対応で、問題を抱えている金融機関への対応の経験を一部活用する。健全な新しいGMを確保する一方、負債や比較的重要でない資産を切り離し、それを清算する可能性があるという。

 政府計画によると、GMは事業再建計画を伴った「プリパッケージ型倒産」を申請し、連邦破産法363条に基づく資産売却を活用し、目的とする資産を政府が支援する新たな企業へ売却する。

 重要度が高い資産には、キャデラックやシボレー、GMが事業を継続する上で必要な資産が含まれる可能性がある。この計画は依然検討段階で、詳細は変更される可能性があるという。

 GM幹部は31日、6月までに破産法を申請する確率が高まっていると述べた。

 また、関係筋がロイターに語ったところによると、採算性の高い部門を集めた新会社を設立し、それ以外の部門については破産法の保護下に置く案が協議されている。

 一方、米政府高官は31日、経営破たんの危機にある自動車大手GMの状況に関するオバマ大統領の考え方は30日から変わっていないと述べた。匿名を条件にロイターに対して語った。

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