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日経平均が反発、豚インフルで材料株の一角に買い

 [東京 27日 ロイター] 午前の東京株式市場は日経平均が反発。前週末の米株高を受けて買い先行で始まった。主力株などへの押し目買いが入った一方、メキシコや米国、ヨーロッパで豚インフルエンザが人に感染していることを受けて、医薬品など材料株の一角が買われた。

 4月27日、午前の東京株式市場は日経平均が反発。写真は東京証券取引所。21日撮影(2009年 ロイター//Kim Kyung-Hoon)

 豚インフルエンザを嫌気した海外投資家が、アジアに資金をシフトしていることも株価を下支えしているとの観測も出た。

 前場の東証1部騰落数は値上がり1120銘柄に対して値下がり450銘柄、変わらずが125銘柄だった。

 きょう午前の東京市場は、ドル/円が一時96.62円まで下落して1カ月ぶり安値を更新し、グローベックス(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物が軟化するなかでの反発となった。市場では「豚インフルエンザの感染者が欧米で広がってることでいったんアジアに資金をシフトしようという動きが出ている可能性がある」(準大手証券)との声がきかれた。

 「国内では30日の3月鉱工業生産、米国では5月1日に発表の4月ISM製造業景気指数で、日米ともに景気悪化の底打ちを確認できるのではないかという期待感も市場心理を下支えしている」(国内投信)との指摘もあった。一方、証券など金融株がしっかり。証券業界再編をめぐる思惑で底堅い動きになっているという。

 ただ、8800円台では伸び悩み。コスモ証券エクイティ部次長の中島肇氏は「8800円以上では引き続き国内法人等の戻り売りで上値が重い。月内の決算集中を控えて実需勢は様子見ムードが強く、個人を含めた短期資金中心の商いだ」と述べた。立花証券執行役員の平野憲一氏は「今週中に9000円を上抜けないと、上値が重くなってくる」とみている。

 業種別では、保険、銀行、不動産のほか、繊維、医薬品が高い。空運、海運は軟調。

 個別銘柄では、豚インフルエンザの人への感染を受けての連想買い、連想売りが出た。中外製薬4519.Tが思惑買いでストップ高。旅行需要への影響が懸念されるエイチ・アイ・エス9603.Tや近畿日本ツーリスト9726.Tなど旅行会社株、食肉業界への警戒感から日本ハム2282.Tは売られた。

 ソニー6758.T、トヨタ自動車7203.Tなどの主力株、みずほフィナンシャルグループ8411.T、三井住友フィナンシャルグループ8316.T、三菱UFJフィナンシャル・グループ8306.Tなどの銀行株は堅調だった。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

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