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豚インフルエンザの感染拡大で、米国産豚肉輸入を禁止する動き

 4月28日、豚インフルエンザの感染拡大で、米国産豚肉輸入を禁止する動き。写真左はカークUSTR代表。昨年12月撮影(2009年 ロイター/John Gress)

 [ワシントン 28日 ロイター] 豚インフルエンザの感染拡大を受け、米国産豚肉の輸入を停止する動きが広がっている。ただ、保健当局者は、消費者が豚肉を食べてもウイルスに感染する恐れはないとしている。

 米通商代表部(USTR)によると、これまでに米国から豚肉あるいは豚の輸入を停止した国は10カ国。

 具体的には、ロシアが米カリフォルニア州、テキサス州、カンザス州、ニューヨーク州、オハイオ州からの食肉輸入をすべて禁止したほか、中国はテキサス州、カリフォルニア州、カンザス州からの豚肉輸入を禁止した。

 さらに、フィリピン、タイ、カザフスタン、セルビア、ウクライナ、アラブ首長国連邦、エクアドルが全米からの豚肉輸入を禁止。韓国は米国から生きた豚の輸入を禁止した。

 それに対し、米政府当局者は、人から人に移るウイルスが豚から見つかったケースはないとして、禁止措置は行きすぎだと指摘している。

 一方、カークUSTR代表は、日本政府が米国からの豚肉輸入を禁止していないことを歓迎する考えを示した。

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