[東京 30日 ロイター] 経済産業省が30日発表した3月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比1.6%上昇の70.6となり、6カ月ぶりの上昇となった。
ロイターの事前予測調査では前月比0.8%の上昇と予想されていたが、発表数値は予想を上回った。
経済産業省は生産の基調判断を前月までの「急速に低下している」から「停滞する」に上方修正した。
業種別にみると、電子部品デバイス、一般機械、電気機械などが上昇に寄与した。
鉱工業出荷指数は前月比1.4%上昇、在庫指数は同3.3%低下した。
製造工業生産予測指数は4月が前月比4.3%上昇、5月が同6.1%上昇だった。