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ドルと円が下落、予想上回る米指標でリスク選好高まる=NY市場

 [ニューヨーク 1日 ロイター] 1日のニューヨーク外国為替市場では、ドルと円が下落。予想を上回る米経済指標を手がかりにリスク選好の動きが高まり、安全資産としてのドルと円への需要が後退した。

 5月1日、ニューヨーク外国為替市場ではドルと円が下落。写真は都内の銀行。昨年10月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 欧州市場がメーデーによる休場で薄商いとなる中、ドルは対ユーロで4営業日続落、円は対ドル・ユーロでともに2週間ぶり安値をつけた。

 豪・ニュージーランド(NZ)ドルなどの高利回り通貨は米株高に追従し、上昇した。

 この日発表された一連の米指標は、リセッション(景気後退)の最悪期を脱した可能性があるとの見方を支えた。また、6日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で示された、米連邦準備理事会(FRB)の経済に対する比較的楽観的な見方とも一致した。

 4月の米ミシガン大消費者信頼感指数確確報値は予想を上回り大幅に改善した。また、4月の米ISM製造業景気指数も、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を依然下回ったものの、4カ月連続で改善した。

 アドバンスド・カレンシー・マーケッツの市場アナリスト、メルビン・ハリス氏は「リスク志向が明らかに戻ってきている」と指摘。「指標は状況が完全に改善したわけではないが、プラスの方向に向かっているという見方を裏付ける要因となった。今後数カ月、経済ファンダメンタルズが一段と重要になる」と述べた。

 ユーロ/ドルは0.3%高の1.3262ドル。

 ユーロ/円は1.0%高の131.64ドル。一時、2週間ぶり高値の132.33円をつけた。週足では2.8%上昇した。

 主要6通貨に対するICEのドル指数は0.3%安の84.569。

 ロイターのデータによると、ドル/円は0.7%高の99.28円。一時、2週間ぶり高値となる99.58円付近まで上昇した。

 豪ドル/米ドルは0.7%高の0.7299米ドル。

 NZドル/米ドルも0.8%高の0.5697米ドル。

 カナダドルも対ドルで上昇。米ドル/加ドルは0.7%安の1.1849カナダドル。

 4月の中国購買担当者指数(PMI)が5カ月連続の上昇になったことや、4月の英製造業PMIが予想を上回り大幅に改善したことも、心強いと受けとめられた。

 ブラード米セントルイス地区連銀総裁の発言もセンチメントを押し上げた。総裁は、米失業率が1980年代初めの景気後退時につけた10.8%の水準には達せず、9%を超える水準でピークとなる公算が大きいとの見方を示した。

 ただ、来週7日に米銀大手19行を対象としたストレステスト(健全性審査)の結果公表を控え、神経質なムードは続いている。

 新型インフルエンザをめぐる懸念も依然存在するほか、指標では4月の米雇用統計が注目されている。

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