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米ストレステスト、バンカメ・シティなどに資本増強必要

 [ワシントン/ニューヨーク 6日 ロイター] 関係筋や複数の報道によると、米政府はストレステスト(健全性審査)の一部の対象行に対し、数百億ドル規模の資本調達を指示する見通し。

 5月6日、米ストレステストでバンカメ・シティ・Wファーゴなどが資本増強必要に。写真はシカゴのシティバンク支店。3月10日撮影(2009年 ロイター/John Gress)

 追加増資の規模はアナリスト予想を大幅に上回っているが、市場ではストレステストをめぐる不透明感が後退したとの見方で、銀行株が急伸。

 バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)BAC.Nは17.1%、シティグループC.Nは16.6%、ウェルズ・ファーゴWFC.Nは15.6%高で取引を終えた。

 アル・フランク・アセット・マネジメントのアナリスト、クリス・アームブラスター氏は「最悪のシナリオでどの程度の資本が必要になるか、具体的な数字が出てきたことで不透明感が後退した」との見方を示した。

 関係筋によると、政府はストレステストの結果を基に、バンカメに対し340億ドルの資本調達が必要と通知した。これは市場予想の約3倍。

 別の関係筋によると、政府は、シティに対しては50億ドルの資本増強が必要と通知した。同行は一部の優先株を普通株に転換する計画をすでに発表している。

 関係筋によると、GMACGM.N[CBS.UL]には115億ドルの資本調達が必要と通知した。

 ブルームバーグ・ニュースによると、ウェルズ・ファーゴにも150億ドルの資本調達が必要と通知した。

 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、リージョンズ・フィナンシャルRF.Nも一定の資本調達が必要と判断された。

 関係筋によると、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBK.Nは資本調達が不要。

 複数の報道によると、資本調達が不要な金融機関は他に、アメリカン・エキスプレスAXP.N、ゴールドマン・サックス・グループGS.N、JPモルガン・チェースJPM.N、メット・ライフMET.Nとなっている。

 モルガン・スタンレーMS.Nについては、WSJが15億ドルの資本増強を指示されたと報じた。

 資本調達が必要と判断された金融機関は、資産売却、株式発行、優先株の普通株への転換などを組み合わせて資本増強を図る可能性がある。

 19行すべての金融機関はコメントを控えている。

 これまでの情報を総合すると、19行中10行前後で資本調達が必要になる見通し。

 米政府は6日、ストレステストの結果を米東部時間7日午後5時(日本時間8日午前6時)に発表することを明らかにした。

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