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米クレジットカードローンのデフォルト率、過去最高水準に上昇

 5月15日、米クレジットカードローンのデフォルト率が過去最高水準に上昇。写真はテネシー州クロスビルでクレジットカードで購入する男性。昨年3月撮影(2009年 ロイター/Brian Snyder)

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米国ではリセッション(景気後退)の影響で失業者数が増加するなか、4月のクレジットカードローンのデフォルト(債務不履行)率が過去最高に達した。

 シティグループC.Nとウェルズ・ファーゴWFC.Nの貸倒償却率は、2けたとなった。マッコーリーリサーチのアナリストは顧客向けリポートで「米クレジットカードローンの質が低下している」と指摘した。

 3月にはアメリカン・エキスプレス(アメックス)AXP.Nが発表したデフォルト率が予想を下回ったことで、カード利用者の返済能力が安定しているとの見方が広がっていたが、4月のデフォルト率上昇で、クレジットカードローンに対する信頼感が再び損なわれた。

 FBRのアナリスト、スコット・バレンティン氏は「4月は、消費者への税の還付によるプラス効果がまだ一部残っていたとみられるため、比較的良い月になるはずだった」と述べ、来月以降は状況が悪くなるとの見通しを示した。

 マスターカードの最大の発行機関の1つであるシティグループは、4月の貸倒償却率が10.21%で、前月の9.66%から上昇。

 ウェルズ・ファーゴの貸倒償却率は10.03%と、前月の9.68%から上昇した。ビザカードの発行が多いJPモルガン・チェースJPM.Nも、4月の貸倒償却率が8.07%と、前月の7.13%から上昇した。

 ディスカバー・フィナンシャル・サービシスDFS.Nは、デフォルト率が8.26%で、前月の7.39%から上昇した。

 米カード業界で、4月のデフォルト率が唯一上昇しなかったのは、キャピタル・ワン・フィナンシャルCOF.Nで、デフォルト率は前月と変わらなかった。ただ、これは返済が延滞しているカード利用者の債務不履行を宣言するまでの期間を延長したことが背景。

 バレンティン氏は「5月は(他社のデフォルト率に)追いつくだろう。5月の純貸倒償却率は大幅に上昇する可能性がある」と述べた。

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