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日経平均反落、セクター内のリバランス中心の取引

 5月21日、午前の東京株式市場で日経平均株価は反落。写真は2008年11月、東京証券取引所で(2009年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 21日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日の米株安や円高進行を背景に寄り付きから輸出株を中心に売りが先行、一時9200円を割り込んだ。

 セクター内で上昇した銘柄に利益確定売りを出し、まだ上昇していない銘柄に買いを入れるリバランスがここ数日続いているようだ。全般的には売り買いが交錯、金融機関による売りもあって相場は弱含みとなった。

 前場の東証1部騰落数は値上がり428銘柄に対して値下がり1125銘柄、変わらずが134銘柄だった。

 株式市場で注目される外為市場で朝方から円高が進み、ドル/円が94円半ば、ユーロ/円が130円付近となったことから、輸出株、ハイテク株が軟調となり9200円前半で推移していた。非鉄、商社、海運などはしっかりの展開だった。国内証券の株式トレーダーは「ドル/円の相場にらみの展開になっており、足元で企業の想定レート95円を割り込んでいることで、買いにくい状況」と述べた。

 取引については「為替をにらみながら短期筋が中心となって先物に売り圧力をかけている。現物市場では海外勢が売り買いきっ抗。国内勢も引き続き様子見で実需の売りは少ない。あすの投信設定を控えて後場にかけて買いが入ることも予想される」(準大手証券トレーダー)との声が出ていた。大手証券の株式トレーダーは、セクター内のリバランスがここ数日続いているとし、前場ではメガバンク買い/地銀売りといった取引もみられたと指摘した。

 前引けにかけてドル/円は94円台前半で円高が一服したのを受け、株式市場も様子見商状となった。市場では「為替投機筋の円売りポジションがたまっているわけでもなく、円高はそれほど進まないのではないか。95円を超える円高は確かに輸出企業の収益にマイナスだが、日本の資産買いによる円高進行となれば株式市場にとってはプラス要因になる可能性もある」(国内投信)との声が出ている。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威)

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