[サンフランシスコ 4日 ロイター] 米ウォールストリート・ジャーナル紙は4日、病気療養中だったアップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が、予定通り6月末までに職務に復帰できる見通しだと伝えた。
ジョブズ氏は1月、6月末まで病気治療のため休養に入ると発表していた。アップルの関係者は、ジョブズ氏が引き続き戦略的な意思決定に関与し、予定通り職務に復帰する見通しだと繰り返し表明していた。
同社スポークスマンのコメントは得られていない。
アナリストや投資家の間では、ジョブズCEOの症状が回復しなければ職務復帰は困難になるのではないかとの懸念が広がっていた。
ジョブズ氏は2004年に珍しいタイプの膵臓がんで治療を受けたが、09年1月になって「健康問題は当初考えていた以上に複雑だ」として、休養に入っていた。
WSJは、ジョブズ氏は「順調に」回復している、と伝えている。