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外為市場、急速な景気回復で大きく反転のリスク=バークレイズ

 6月11日、バークレイズ・キャピタルは、外為市場は、急激な景気回復時に相場が大きく反転する可能性があると指摘した。写真は8日、都内で(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [ニューヨーク 11日 ロイター] バークレイズ・キャピタルは11日、為替市場が依然、米景気後退の長期化という悲観的なシナリオを織り込んでいることから、急激な景気回復時に相場が大きく反転する可能性があると指摘した。

 バークレイズの首席為替ストラテジスト、スティーブン・イングランダー氏は「世界の為替市場では、依然弱い米経済成長が見込まれているが、景気が予想よりも急速に回復した場合、為替相場が大きく反転するかなりのリスクがある」との見方を示した。

 同氏は、米経済が現在、1980年代初めのリセッションや2001年9月の同時多発テロ後の回復よりも、急速に回復していると指摘。

 「市場は米国の景気回復ペースを過小評価しているというわけではないが、急速な回復はそれほど織り込まれていない」と述べた。

 その上で、5月の米雇用統計が予想よりもかなり強い数字となったことを受け、為替相場が大きく動いたことは、市場が全般的に米経済に弱気の見通しを持っていることの表れとの見方を示した。

 同氏は「雇用統計後の反応をみればわかる」とし「財政赤字が突然改善したり、米連邦準備理事会(FRB)が予想されているより早期の利上げを示唆したら、市場はどれだけ荒れるだろう」と語った。

 さらに、ユーロ/ドルの1.40ドルという水準はもはや、極端に割安な水準ではないと指摘。キャリートレードで、ドルが資金調達通貨として選好される傾向が強まっていることについて、投資家にリスクがあると警告した。

 「ある意味ドルはリスク通貨に変わった。キャリートレードにおいて、資金調達のための通貨は安定的で、長期にわたり低金利や低水準を維持する通貨であることが必要。米国の状況を踏まえると、ドルがこの条件を満たさないことがわかる」と述べた。

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