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リスクマネーの動き、米金利動向次第で変化も

 [東京 12日 ロイター] 15日からの週は、リスク資産に流入しているマネーの動きが一段と活発化するかどうかに関心が集まっている。

 6月12日、15日からの週は、リスク資産に流入しているマネーの動きが一段と活発化するかどうかに関心が集まっている。写真は都内の財務省前。5月撮影(2009年 ロイター/Toru Hanai)

 原油をはじめとする商品や株式などリスク資産への投資は日本株の上昇にも寄与しており、為替市場でもリスク資産の上昇トレンドが続けば、ドル売り、円売りの流れは変わらないとの声が多い。こうした中で、注目点は米国の長期金利。10年債利回りが4%を超えてさらに上昇するようだと波乱要因になる。

 <マクロ関係>

 ●15─16日に日銀金融政策決定会合、景気判断を上方修正へ

 日銀は15─16日に金融政策決定会合を開く。足元の生産や輸出の持ち直しなどを背景に景気の現状判断を上方修正する公算が大きいが、日銀は、あくまで4月の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」のシナリオに沿った動きとの認識だ。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は0.1%前後に据え置き、警戒姿勢を継続する。コマーシャルペーパー(CP)や社債の買い入れといった「異例の措置」の解除に関する議論は徐々に熱を帯びてきそうだ。

 <マーケット関係>

 ●株式市場は高値圏で一進一退、米指標など外部要因にらみ

 東京株式市場は、高値圏で一進一退となる見通し。日経平均は11日に1万円の大台を回復した後、じりじりと上値を切り上げ1万0100円台まで上昇した。1万円という水準に対する高値警戒感は根強い半面、売り残が依然積み上がっていることなどから、需給面は良好だという。6月第3週(15─19日)は、米国の経済指標など外部要因をにらみながら、売り方がどこまで買い戻すかが鍵となりそうだ。

 ●リスク選好のドルと円の売り継続、ユーロ/ドルは直近高値トライも

 外為市場では、リスク選好によるドル売り、円売りの流れが継続するとみられ、ユーロ/ドルは直近高値をトライする可能性がありそうだ。ただ、リスク選好によるポジションの積み上げ方が速かったことから反動が出る可能性もあるという。ドル/円についてはレンジ取引が続くとみる声が多い。株価や原油など商品価格の上昇トレンドが続けば、ドル売り、円売りの流れは変わらないとみられている。

 ●長期金利1.5%台前半レンジの中心、20年債入札2.2%クーポン見込む

 円債市場では、長期金利の代表的な指標となる10年最長期国債利回りは1.5%台前半がレンジの中心になる見通し。7月の国債増発による需給不安がくすぶる一方で、大量償還を迎えるため、押し目買い意欲もあることから需給要因により方向感が出にくい展開になるとの見方が出ている。財務省が17日に実施する20年利付国債(9000億円、2029年6月20日償還)の入札は、前回債から0.1%引き上げられ2.2%クーポンで決着するとみられている。生保などの長期化需要を集め、無難に消化されるとの声が多い。

 <企業ニュース関係>

 ●株主総会シーズンがスタート

 今年の株主総会のピーク日は26日だが、この週も一部の企業で株主総会が開かれる。注目企業では19日にソニーが、20日に大和証券グループ本社がそれぞれ開催する。2008年3月期に未曾有の業績悪化に直面した日本企業。減配企業も続出しており、株主からは厳しい意見が出る見通しだ。一方で、金融危機の影響により存在感が薄れてきた投資ファンドが増配要求するなどの株主提案は減少する見通しだ。

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