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G8財務相会合、「レッチェ・フレームワーク」の内容

 [レッチェ(イタリア) 13日 ロイター] イタリア南部のレッチェで12─13日に開かれた主要8カ国(G8)財務大臣会合は、国際的な経済・金融活動の適切性、健全性および透明性に関する共通の原則・基準を「レッチェ・フレームワーク」として公表した。

 われわれは、大恐慌以来最悪の危機の中にある。長引く景気後退の広範さと強さにより、適切性、健全性および透明性の基準に対するわれわれのコミットメントを強化することの重要性が露見した。過度のリスクテイクおよびこれらの基本的な原則への違背が、国際的な経済や金融の安定が損なわれる一因となった。この問題は、自己規制と市場規律に依拠する分野でも、公式のルールや監督を伴う分野でも、ともに生じたことから、市場機能が欠点を抱えていることが明らかになった。

 市場経済が持続的な繁栄を生むためには、経済活動における適切性、健全性および透明性に関する基本的な規範が尊重されなければならない。今回の危機の規模と広がりは、この観点から緊急に行動する必要があることを示した。改革のための努力は、国際的な経済・金融システムが抱えるこうした欠点に決意をもって取り組まなければならない。このためには、適切な水準の透明性を促進し、規制・監督システムを強化し、投資家をよりよく保護し、企業倫理を強化することが必要とされる。

 本日、われわれG8の財務大臣は、国際的な企業と金融機関の行動に関する適切性、健全性および透明性に関する共通原則の必要性について議論した。われわれは、既存のイニシアティブに立脚しつつ、規制上の隙間を検証・補充し、迅速な実施に必要とされる広範な国際的合意を促進するための包括的な枠組みを策定するとの戦略「レッチェ・フレームワーク」の目的について合意した。

 レッチェ・フレームワークは、適切性、健全性および透明性に関連して共通の視点を有する既存の、あるいは作成中の広範なツールがあることを認識し、これらをコーポレート・ガバナンス、市場の健全性、金融規制・監督、税に関する協力、およびマクロ政策・データの透明性の5分野に分類する。包含される具体的な事項は、特に役員報酬、システム上重要な機関に対する規制、格付機関、会計基準、国境を越えた情報交換、贈賄、タックスヘイブン、非協力的国・地域、資金洗浄・テロ資金対策、経済・金融データの質と分析などがある。国際的な機関・フォーラムはすでにこれらの分野における多くの重要な問題について相当規模の作業を行っているが、多くの場合、それらのイニシアティブは参加国やコミットメントが不十分であるという問題がある。

 本日、われわれは、世界的な市場システムを強化するため、IMF、世銀、OECD、FSB、FATFその他の国際機関によってなされた作業に立脚するまとまった枠組みを設けることに合意した。実効性を確保するため、われわれはあらゆる努力を傾注して最大限の参加国と迅速で決然とした実施を追求する。われわれは、G20およびそれ以上のより広範なフォーラムに拡大することを視野に入れて、国際的なパートナーと協働してレッチェ・フレームワークを進展させていくことにコミットしている。

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