[東京 18日 ロイター] 日本自動車工業会の青木哲会長(ホンダ7267.T会長)は18日の定例会見で、政府が月例経済報告で景気判断を上方修正し、与謝野経済財政担当相が底入れの判断を示したことについて「自動車業界は実感として感じられない」と語った。
青木会長は、エコカー減税が導入された4月以降も国内販売に「それほど力強さはない」と指摘。輸出も「4、5月ともにたいへん厳しい」とした。その上で、6月19日から国内でスクラップインセンティブ(新車購入補助制度)の受付が始まることに言及し、「6月ぐらいから販売も上向きになるのではないかと期待している」と述べた。