[ロンドン 18日 ロイター] 英国立統計局が18日発表した5月の小売売上高は予想外に落ち込み、英国の消費者がイースター(復活祭)期間に活発な消費を行った後、支出を切り詰めたことが明らかになった。
この発表を受け、ポンドが対ユーロで1週間ぶり安値に下落したほか、英国債は急伸している。
5月の英小売売上高は前月比0.6%減、前年比1.6%減。市場予想の前月比0.4%増を大幅に下回った。
前月比、前年比とも2月以来の大幅な落ち込みとなった。特に衣料・靴の売り上げが落ち込んだ。
ただ、統計局は、昨年5月がほぼ1世紀ぶりの好天に恵まれて消費が拡大していたため、天候要因により前年比の比較が困難だ、と指摘した。
インベステックのチーフエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「前月比でも減少したことは失望を招くものだ」と語った。