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世界的な経済危機の最悪期は過ぎ去った=ソロス氏

 6月21日、米著名投資家ジョージ・ソロス氏は世界的な経済危機の最悪期は過ぎ去ったと述べた。写真は昨年10月、米マサチューセッツ州ケンブリッジで(2009年 ロイター/Adam Hunger)

 [ワルシャワ 21日 ロイター] 米著名投資家ジョージ・ソロス氏は21日、ポーランドのテレビ局TVN24で、世界的な経済危機の最悪期は終わったと述べた。また、世界の市場を監視する国際規制の確立を呼び掛けた。

 同氏は「明らかに(危機の)最悪期はすでに過ぎ去った」と語った。

 詳細には触れなかったが、現在の経済危機の特異性を強調し「これまでの危機とは異なるが、ひとつの時代の終わりを示している。これまでのシステムは市場が独自にバランスを取り戻すことができ、システムが自動的に調整しているという誤った推定に基づいてきた」と指摘した。

 また、経済における規制は市場バブルの管理を目的とするべきだとの見解を示した。

 ソロス氏は「国際市場を保持するために国際的な規制が必要だ。これは容易ではないが、できなければ周知の通りグローバリゼーションは崩壊するだろう」と語った。

 現在の危機への対応については「国が介入し、金融機関に保証を提供し、政府支出を拡大しなければならない」との認識を示し、米政権による危機対策への支持を表明した。

 同時に、こうした対応策がハイパーインフレを引き起こすリスクがあることから、金融システムがいったん回復すれば、政府はその役割を縮小しなければならない、と指摘した。

 また、ポーランドはユーロ圏に加盟していれば、危機による影響がそれほど大きくなかっただろうとの見解を示した。

 同氏は「ポーランドやハンガリーなどはユーロシステムの圏外だったため、保護されなかった。従って、リーマン・ブラザーズが破たんしたとき、銀行はこれらの国から資産を引き出し始めた」と指摘した。

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