[ボストン 23日 ロイター] 米ソフトウエア大手オラクルORCL.Oが23日発表した第4・四半期(3─5月)決算は、利益率が過去最高に達し、ソフトの売り上げが予想ほど落ち込まなかったことなどが寄与し、利益が市場予想を上回った。
同社株は時間外取引で2.5%上昇している。
純利益は7%減の19億ドル(1株当たり0.38ドル)で、前年同期の20億ドル(同0.39ドル)から減少。
特別項目を除いた1株利益は0.46ドルと、ロイターがまとめたアナリストの予想平均0.44ドルを上回った。
新規ソフトウエア収入は13%減の27億ドル。アナリストは約18%の減少を予想していた。
営業利益率(調整後ベース)は51%と、前年同期から2.4%ポイント上昇。極めて収益性の高いソフトウエアのメンテナンス事業からの収入増などが寄与した。
オラクルは6─8月期について、現在の為替相場をベースにした場合、非GAAP(一般会計原則)ベースの1株利益が0.29─0.31ドル、新規ソフトウエア収入は4─14%減になるとの見通しを示した。
同社株は23日のナスダック市場での取引を0.5%安の19.87ドルで終えた後、時間外取引で20.37ドルまで上昇している。