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米アップル、株式分割でダウ平均入りの可能性高まる

 4月23日、米アップルが株式1株を7株に分割する計画を発表したことにより、同社株式のダウ工業株30種構成銘柄入りの可能性が高まった。サンフランシスコで撮影(2014年 ロイター/Robert Galbraith)

[23日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oが株式1株を7株に分割する計画を発表したことにより、同社株式のダウ工業株30種.DJI構成銘柄入りの可能性が高まった。これまではアップルの株価が高過ぎて、構成銘柄入りすれば指数が振り回されるとの懸念があったが、分割で1株75ドル前後に落ち着くことになり、こうした懸念が解消するためだ。

ノース・スター・インベストメント・マネジメント社(シカゴ)のエリック・クビー最高投資責任者(CIO)は「おそらくアップル株がダウ平均構成銘柄になるのではないかと私は思う」とし、「これまでは候補でなかったことは間違いない」と述べた。

118年の歴史を持つダウ平均は米経済の実態を示すことを目的としており、時価総額で米国首位のアップルが構成銘柄に入っていないことに疑問の声も出ていた。

S&Pダウ・ジョーンズ・インダイシズの指数アナリスト、ハワード・シルバーブラット氏は、社として指数構成銘柄の変更についてはコメントしないと述べた。

アップル株は23日、524.75ドルで終了。株式分割が実施されれば、1株74.96ドルとなり、S&P総合500種の構成銘柄平均株価77.91ドルをやや下回る水準となる。

1株75ドルのアップル株がダウ平均入りしたとすれば、指数構成ウエートは約3%にすぎない。指数構成銘柄のうち、現在の株価が最も高いビザV.Nは208.82ドル。ビザの時価総額はアップルの3分の1にも満たないにもかかわらず、指数構成ウエートは8.2%となっている。

もちろん、アップルを構成銘柄に入れれば、他の銘柄が除外されることになる。やはりハイテク企業であるマイクロソフトMSFT.O、インテルINTC.O、シスコシステムズCSCO.Oのいずれかが外される可能性がある。

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