[台北 25日 ロイター] - 台湾の馬英九総統は25日、完成が近い第四原発をめぐり、安全検査の完了後に稼働を認めるかどうかの住民投票を実施するとの考えを示した。野党指導者との会談の中で語った。
地震の多い台湾では原発の安全性への懸念があり、2011年の福島原発事故を機に第四原発が注目されるようになった。
これに先立ち、台湾メディアは25日、台湾当局が2016年に予定していた第四原発の商業運転について、延期を決めたと伝えた。
経済日報と工商時報によると、馬政権と与党は昨夜遅く、第四原発が完工してもすぐに商業運転を認めないことで合意した。
両紙は、電気料金上昇への懸念が金融市場に波及する可能性があるとしている。
当局者からは今のところコメントを得られていない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」