[東京 28日 ロイター] - オリエンタルランド4661.Tは28日、2023年度までの長期目標として、「コア事業の長期持続的な成長」と「新規事業によるさらなる成長」を挙げた。コア事業であるテーマパーク事業では、14年度から23年度までの10年間で5000億円の投資を行う。
中高年層の人口増加や訪日外国人旅行者数の増加を受け、こうした層の取り込みを図る方針。年度の平均入園者数は現在から200―300万人増の3000万人レベルに増加させる。
一方、新規事業では、舞浜エリア外での新たな成長に向けた投資を実行し、新規事業の規模が1セグメントレベルになることを目指す。
新規事業としては、レジャー、エンターテインメント、教育事業などを検討対象としており、ゼロからの立ち上げ以外にも、事業提携やM&Aなども検討していく。
こうした投資を可能とするため、16年度までの3年間の営業キャッシュフロー2800億円以上とする。これは、前3年間と比較して約5%増の水準となる。
16年度の営業利益は1000億円レベル(14年度は831億円の予想)、設備投資額は450億円(同428億円)を計画している。また、ROEは、引き続き8%以上を目指す。
*デートラインを修正して再送します。
清水律子
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